お墓の形 五輪塔、宝筺印塔、供養塔

五輪塔(ごりんとう)

上から空(くう)・風(ふう)・火(か)・水(すい)・地輪(ちりん) といい、仏教で一切の物質構成の素因だと考えられているものを表現しています。 又、死者を成仏させ、極楽浄土へ往生させると言う意味が込められております。  浄土真宗を除き、一般的には、御先祖様の供養や、御石塔の代わりとして建てられます。

古いお家等で、沢山の古いお墓がある場合や、分家初代の方が、新たにお墓を建立される場合でも、 先祖様の墓から一握りの土を分けてもらってきて、五輪塔にお祭りされます。






宝筺印塔

宝筺印塔(ほうきょういんとう)は、経文を納め祈願の意味で建てられた塔で、 浄土真宗を除く各宗で建てられている仏塔であり、釈迦牟尼仏をはじめ、仏菩薩をまつる塔として、 墓地に建立することは、仏壇に宗派の本尊を祭るのと同じ意味になります。 一般的には、御先祖様の供養や、御石塔、又は、合同墓として建てられます。






宝塔

宝塔(ほうとう)は、お釈迦様のお骨を祀ったストゥーパ(墳墓)が中国へ伝わり、中国の楼閣建築と含体して多重塔の形式が成立したと考えられております。  一般的には、御石塔、合同墓、慰霊碑等として建てられます。